フィリピン 危ない時は 911!
真夜中と言うか今朝早く、ばあさんに起こされた
時計を見ると、1時15分 何か嫌な予感がした
部屋のドアを開けると、そこのはばあさんと、17歳のエーロンが立っていた
エーロン、カレッジの学生で、よくWiFi を使いに家に来る
いつも笑顔で、挨拶もしっかりする
たまに泊る事もある 礼儀正しいし、用心棒にもなると思って、家に来ても嫌そうな顔はしない
しかし、今朝の彼は様子が違っていた 色が黒いが、青ざめていた
話を聞いてみると、私の家に向かって大通りを歩いていたら、
4人組の男に襲われ、顔を殴られて、手に持っていたスマホを取られてしまった
そのスマホには、授業に必要なドキュメントが入っていたらしい
青白い顔で、私のスマホを貸してくれと言っている
先生、両親、そして友達に連絡したい様子
私の、今使っていないスマホを、英語表示に設定し、貸してあげた
SIMカードはないので、WiFi接続のみ
でもそれで、用が足りたみたいだった
実は彼、小さいときから空手を習っている
大会にも、度々参加し、メダルもたくさん取っている猛者
しかし、相手が4人で、ナイフを持っているみたいなので、何もできなかった
スマホを取られても、命を取られなかったので、幸いと思うしかない
フィリピンの治安が良くなってきたと言ってるが、まだ現状はそんなに甘くない
何故、真夜中、手にスマホを持って、人通りがないところを歩くのか
日大アメフト部ではないけれど、 危機管理が全くできていない
(そう言えば、日大の理事長、どうなっているの?)
ここからが問題点!
日本で同じことが起きたら、当然、すぐ 「110番」
ケガでもしたら、 「119番」

しかし、エーロンも、ばあさんも、どこにも連絡していない!
心配になって、「もし家に泥棒が入ったり、道で強盗にあったりしたら、どうするの?」と、ばあさんに聞いてみた
返事は、「バランガイに連絡する」
後で、私にバランガイオフィスの電話番号教えてくれるそうだ
バランガイだと、夜中、休日対応なんかしていないと思う
実に心細い・・・
調べてみたら、フィリピンでも、警察、消防への連絡先はあるみたいだ
でも、都市によって、番号がバラバラ
それではマズイと、フィリピン全体で統一することに決まった それもつい最近
6月1日に、ドゥテルテ大統領が
「911番」を全国共通の、緊急ホットラインに制定した

この番号、アメリカと同じ
大統領がダバオの市長時代に構築したシステムの全国版
6月1日に大統領令が発行された言っても、新聞を読んでも詳細が分からない
既に全国展開終わっているのか、いつまでに構築を終えるのか
現在、どのエリアが「911」に対応し、残りのエリアは、いつ対応するのか、書いていない
仕方がないので、
緊急事態が発生したら、まず「911」に電話してください
つながらなかったら、諦めてください
そして、バランガイに駆け込んでください
何方か、「911」に電話した方、いらっしゃいますか?
↓↓↓ 「あなた、夫婦喧嘩で「911」しちゃダメよ。我慢して、そしてクリックしてね。」と、うちのカミさんが言っています。



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